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「城土の家」(中屋隆史 + VERITAS DESIGN)が2025年度グッドデザイン賞を受賞

中屋隆史+VERITAS DESIGN株式会社(社長‒中屋和歌子)は「城土の家」で2025年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞致しました。

受賞対象の詳細

設計者の自邸です。近くの公園や庭の緑を取り入れ、家族と豊かな時間を過ごすことが出来る家をつくりたいと考えました。

デザインのポイント

  1. 傾斜した敷地の形状を生かしてリビングを1.5M持ち上げ、前の家の屋根を超えて公園の緑への眺望を確保。
  2. 家族の個室をスキップフロアでリビングに近づけながら大屋根の下にコンパクトにまとめて家の一体感を醸成。
  3. 眺望の広がる南面は、ホームコネクターを使ったラーメン構造により全面開口とし、眼前の緑を取り込んだ。

公開コメント(審査員の評価)

玄関側外観から見える大らかな屋根と600ピッチの梁が内部の各室やリビング、そして反対の庭側へと家の内外を覆っている。これがこの家のシンボルとして、常に家族と共にあり、まちと共にある。内部は、スキップフロアによって南側の眺望と、家族間の近しい関係を作りだしている。シンプルに見える平面や断面であるが、素材やディテールの積み上げによってその説得性が増し、質の高い住空間が生まれている。

グッドデザイン賞とは

グッドデザイン賞は、1957年創設のグッドデザイン商品選定制度を継承する、日本を代表するデザインの評価とプロモーションの活動です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすことを目的に、毎年実施されています。受賞のシンボルである「Gマーク」は、優れたデザインの象徴として広く親しまれています。
https://www.g-mark.org